いびきの治療と原因

もっと早く睡眠時無呼吸症候群を治療しておけば、心筋梗塞・脳梗塞にはならなかった、あるいはなるのをもっと遅らせたでしょう。

いびきを引き起こす体の仕組み

いびきを引き起こす体の仕組み

いびきを引き起こす体の仕組み

このエントリーをはてなブックマークに追加

口や鼻で息をすること

鼻づまりの人は別にして、口で息を吸うより鼻で息を吸う方が楽なはずです。

これは鼻で吸う方が口より気流の抵抗が少ないからです。

しかし、走っている時、最初は鼻呼吸できていても運動量に合わせて酸素をたくさん体内に取り込もうとすると、短時間で強く息を吸い込める口呼吸になります。

いびきと口呼吸

呼吸の方法と「いびき」は大いに関係あります。

いびきをかいている時、ヒトは主に口呼吸になっています。

短時間で強く呼吸をするということがいびきの発生と関係してくるのです。

もう1つ、鼻の粘膜には気流を感知するセンサー(受容体)があります。

センサーが常に働いていることが、呼吸のリズムを保つのに役立っています。

口呼吸になると鼻のセンサーが働かなくなり、呼吸のリズムが乱れ、いびきや無呼吸が起こりやすくなってしまうのです。

ヒトはいびきをかきやすい?

医学的にいうと、いびきは「上気道周囲の軟部組織が空気の流れにより振動する時に発生する音」です。

上気道は鼻やのどなどの呼吸の通り道ですが、何らかの理由でこの道が狭くなっていると当然、空気は通りにくくなります。

それでも無理やり呼吸しようと強く吸い込むので、中の粘膜、特に軟口蓋や口蓋垂(のどちんこ)や舌根などが振動します。

その振動音がいびきです。

ヒトは、上下方向に長い咽頭腔を持っています。長いということは閉塞する可能性も高くなり、ヒトは解剖学的にもいびきをかきやすい動物といえます。

上気道で塞がりやすいところ

上気道の中でも特に狭くなって塞がりやすい場所は、軟口蓋後壁部と舌根部です。軟口蓋は上あごの奥の柔らかい部分、舌根部は舌の付け根です。

日本人の睡眠時無呼吸症候群の症例では、軟口蓋後壁部の方が舌根部よりも気道断面面積が狭く(閉塞しやすく)、横向きより仰向けで寝る方が閉塞しやすい結果が出ています。

半数以上が軟口蓋後壁部だけ塞がるケースで、軟口蓋と舌根部の両方が塞がるケースは4割くらい、舌根部だけ閉塞するケースはごく稀です。

そのうち両方塞がるケースは、軟口蓋後壁部が塞がると呼吸の流れが止まってしまい、その舌に存在する舌根部は奥に吸い込まれるためだと考えられます。


« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です