いびきの治療と原因

もっと早く睡眠時無呼吸症候群を治療しておけば、心筋梗塞・脳梗塞にはならなかった、あるいはなるのをもっと遅らせたでしょう。

昼間眠いのはなぜ?

昼間眠いのはなぜ?

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睡眠時無呼吸症候群による昼間の眠気の主な原因は、睡眠中に繰り返される脳波上の覚醒反応です。

無呼吸(気流が止まる)になると体内の酸素不足が進み、そのままだと低酸素で死んでしまいます。

酸素不足になると睡眠中でも呼吸の努力が起きます。

それがあるレベルを超えると生じるのが覚醒反応(呼吸努力関連覚醒)です。

実際に目が覚めてしまうわけではなく、脳波上で脳が起きてしまうのです。

上気道を開く神経および筋肉の活動は眠ると活動が低下し、起きると活発になります。

覚醒反応で上気道が再開通すると、それまで不足していた酸素を取り込もうと、すごい呼吸努力が生じます。

笛と同じ原理で、狭い上気道を空気が勢いよく流れると音が発生します。

これが「いびき」です。

しかし、覚醒は数秒の出来事であり、再び眠りに入ってしまいます。

そうなると、また上気道が閉じてしまう(無呼吸になる)のです。

無呼吸のあと、呼吸を再開する際に起こる覚醒反応は、意識して起こるものではなく、呼吸しないままにするための生体防御反応ともいえます。

この覚醒反応のおかげで、一瞬起きた(覚醒)状態になり、閉じていた上気道が開いて呼吸が再開するわけです。

しかし、睡眠を分断することになるので、睡眠不足を招きます。

健康な人の眠りでは通常睡眠中に覚醒反応は起きませんが、重度の睡眠時無呼吸症候群では深睡眠(精神が休まる睡眠)がほとんど現れず、夢を見る段階のレム睡眠でも、途中で覚醒反応が生じます。

夢を見ながら起きている状態なので、睡眠時無呼吸症候群の人は夢を覚えているという場合が多く見られます。

良質な睡眠がとれていない結果として、昼間の眠気を引き起こし、集中力、注意力、判断力の低下や、仕事がはかどらない、疲れやすいといって支障が生じます。

子どもの場合では、発達の遅れや落ち着きがなくなるといった傾向が見られ、学業不振、成績低下が問題になることもあります。


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