いびきの治療と原因

もっと早く睡眠時無呼吸症候群を治療しておけば、心筋梗塞・脳梗塞にはならなかった、あるいはなるのをもっと遅らせたでしょう。

肥満型低換気症候群

肥満型低換気症候群

肥満型低換気症候群

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肥満型換気症候群(OHS)とは、高度肥満とともに低換気(普段の呼吸弱くなり、高炭酸ガス血症を呈する)になってしまう病気で、無呼吸や傾眠以外に低酸素血症、心不全などの症状もあります。

肥満の程度はBMI(体脂肪量を反映する指標となる数値)で表され、【体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)】で求めることができます。

世界保健機関(WHO)による肥満の診断基準は、BMIが30以上であり、25~30の範囲は「前肥満ないし過体重」と判定されていますが、日本ではBMIが25以上を肥満と定義しています。

肥満と肥満症は別です。肥満に伴う何らかの病気があり、医学的に治療を要する場合を肥満症と呼びます。

定義の1つが内臓脂肪の蓄積で、過剰蓄積がある場合、男性では腹囲85cm以上、女性は90cm以上になる可能性が高いといわれています。

日本人は欧米人より食べ過ぎに弱いと考えられており、生活の欧米化により過食傾向にあります。

血糖値を下げるインスリンの分泌は欧米人より低く、過食になるとインスリンの産生・分泌が追いつかず、肥満が軽度でも糖尿病になってしまうと考えられています。

肥満症の1つが睡眠時無呼吸症候群です。

千葉大学の研究でも、睡眠時無呼吸症候群のうちBMIが40以上の人は、高い確率で低呼吸状態になっていることが明らかになっています。

このタイプでは若い時期に心臓および血管系の病気にかかるため、早期の治療が必要です。

肥満と関係がある病気

○II型糖尿病○脂質代謝異常○高血圧症

○高尿酸血症・痛風

○冠動脈疾患・心筋梗塞・狭心症

脳梗塞・脳血栓・一過性脳虚血発作

○睡眠時無呼吸症候群・ピックウィック症候群

○脂肪肝

○整形外科的疾患(変形性関節症)

○月経異常

日本人の肥満症の診断基準

○肥満とはBMI≧25○肥満症とはBMI≧25であり医学的に減量を要するもの1.肥満に起因する病態が存在する

2.内臓脂肪の過剰蓄積(腹囲:男性≧85cm、女性≧90cm)

○日本人における肥満症の特徴

1.BMI≧25を超えると、糖尿病(推定1600万人)、高血圧症、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群を合併しやすい

2.欧米人と比較して、インスリン産生・分泌する能力が低く、肥満が軽度でも糖尿病になりやすい


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