いびきの治療と原因

もっと早く睡眠時無呼吸症候群を治療しておけば、心筋梗塞・脳梗塞にはならなかった、あるいはなるのをもっと遅らせたでしょう。

いびきは病気

精神面への影響

精神面への影響

睡眠時無呼吸症候群では「夜、何回も目が覚める」「朝、頭が痛い」「昼間だるい」と訴える例がよくあります。

これらはうつ病と共通する点が多いことから、うつ病と間違われることがあります。

また、睡眠時無呼吸症候群がうつ病の原因になっているという調査結果もありますが、理由ははっきりとは分かっていません。 (さらに…)

メタボリックシンドロームといびきの悪循環

メタボリックシンドロームといびきの悪循環

内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧、高血糖、脂質異常が重なっている状態をメタボリックシンドロームといいます。

血圧、血糖値、コレステロール、中性脂肪などは「少し高め」くらいでは病気として診断されませんが、内臓脂肪型の肥満にこれらが重なった場合、高血圧症糖尿病などを発症する可能性が非常に高くなります。

そこで、またメタボリックシンドロームの状態で食生活や運動不足などを改善して、生活習慣病になるのを防ごうと、健康診断の際に重要なチェックポイントになっているのです。 (さらに…)

肥満

肥満

太っている人は上気道にも脂肪がついているので、いびきをかきやすくなります。

睡眠時無呼吸症候群が肥満の人に多いのですが、逆に睡眠時無呼吸症候群が肥満の原因にもなっているのです。

そのカギを握るのが、睡眠中の分泌される成長ホルモンです。

成長ホルモンは子どもの発育には欠かせませんが、実は大人になっても大切な役割を持っています。

タンパク質の合成を促進したり、新陳代謝を調節したりと、様々な働きをしています。 (さらに…)

突然死や寿命が短くなることの危険性

突然死や寿命が短くなることの危険性

無呼吸のまま息が戻らずに死んでしまうことは非常に稀ですが、無呼吸が引き金となって虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳血管障害(脳出血や脳梗塞)など、命に関わる病気を引き起こす危険はあります。

また、それらが原因で突然死する可能性は、重症の睡眠時無呼吸症候群では明らかに高くなっています。

なにしろ睡眠時無呼吸症候群の患者さんに多くみられる高血圧症は、虚血性心疾患や脳血管障害のリスクを高める大きな要因だからです。 (さらに…)

仮面高血圧と睡眠時無呼吸症候群

仮面高血圧と睡眠時無呼吸症候群

医師や看護師の前に出ると緊張して、普段より血圧が高くなってしまう「白衣高血圧」のように、状況で血圧が変わるものに「仮面高血圧」というものがあります。

血圧が高くなるのは主に夜間や早朝なので、病院などで昼間に血圧測定しても高血圧症とは言われないタイプです。

医療機関での測定では正常範囲なので、未治療のまま生活している人が多いのですが、その中には睡眠時無呼吸症候群の人も多く含まれているようです。

普通の場合、血圧は昼間高く、夜間は下がるものです。 (さらに…)

薬が効かないタイプの高血圧症と睡眠時無呼吸症候群

薬が効かないタイプの高血圧症と睡眠時無呼吸症候群

いびきを治したら、血圧が下がった」嘘のような本当の話です。

そして今、注目されているのが薬が効かないタイプの高血圧症睡眠時無呼吸症候群の関連です。

高血圧症には大きく分けて、ほかの病気が原因で起こる「二次性高血圧症」と、原因がはっきり分かっていない「本態性高血圧症」があり、後者は高血圧症全体の9割以上をしめています。 (さらに…)

高血圧症の原因になる

高血圧症の原因になる

睡眠時無呼吸症候群は昼間の居眠りや集中力の低下だけでなく、色々な生活習慣病を起こしたり悪化させたりすることが分かってきました。

中でも注目されているのは高血圧症との関連です。

2000年の循環器病予防研究会のデータによると、30歳以上の日本人男性の47.5%、女性の43.8%が収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上、あるいは降圧薬服用中であり、高血圧症の総数は約4000万人といわれています。

なぜ問題かというと、日本人の脳卒中死亡率の低下に、血圧水準の低下が大きく寄与しているからです。

高血圧症と脳卒中発生率とは関連があり、血圧が上昇するほど脳卒中発生率も高くなります。 (さらに…)

昼間眠いのはなぜ?

睡眠時無呼吸症候群による昼間の眠気の主な原因は、睡眠中に繰り返される脳波上の覚醒反応です。

無呼吸(気流が止まる)になると体内の酸素不足が進み、そのままだと低酸素で死んでしまいます。

酸素不足になると睡眠中でも呼吸の努力が起きます。

それがあるレベルを超えると生じるのが覚醒反応(呼吸努力関連覚醒)です。

実際に目が覚めてしまうわけではなく、脳波上で脳が起きてしまうのです。

上気道を開く神経および筋肉の活動は眠ると活動が低下し、起きると活発になります。 (さらに…)