見える化経営

これを見た方には『百見は一行にしかす』の精神でぜひ実行に移していただきたいと思います。可視化経営で先の見えない時代を乗り切りましょう。

スコアカードと経営コンパスコープを連動させ、問題をチェック

スコアカードと経営コンパスコープを連動させ、問題をチェック

スコアカードと経営コンパスコープを連動させ、問題をチェック

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スコアカードがあるから問題が見える

戦略をマネジメントに落とし込むのに有効なのが、スコアカードです。

これは、戦略マップや千住マップを具体的なアクションに落とし込むための『得点表』を思ってください。

地図を描いて、目標地点が明示できたら、そこに向かうための道筋を決め、途中距離を明示しておく必要があります。

距離が分かれば途中にマイルストーンを置き、進む時の目安にします。

地図の基準値を決めてやる作業といってよいでしょう。

マネジメントの可視化において、基準値が明確になることの意味は、それによって問題意識が生まれ、見えなかったものが見えるようになるということです。

現状や実績は実際に存在しているものですから見ようと思えば見えますが、問題というのは人間の頭の中で作られる概念ですから、目には見えません。

目に見えない問題を可視化するには、あらかじめ基準を明示して、そこに実績値を対させ、ギャップを確定させることが必要です。

これがスコアカードの必要な理由です。

スコアカードがなければ、いくら日々のリアルなデータを表示しても、問題が見えてきませんから五感は働きません。

見えないものを見、人間の能力を引き出すためには、問題を作り出さなければならないのです。

スコアカードの例

戦略目標

(マップ1つ1つの項目)

CSF

(戦略目標を実現するために最も重要なポイント)

結果指標

(戦略目標の達成を示すもの。何によって測るのかが明確になる)

数値目標(年)

先行指標

(結果指標をクリアするために先行してチェックすべき指標)

数値目標(年)

財務の視点 (1)営業利益率UP(2)売上確保(3)営業経費削減 顧客維持による利益率確保・営業技術の活用による見込み発掘 

・商社の有効活用によるコスト削減

・利益率・売上高・成約件数

・部門収支予算実績

35%3.7億円100件

プラマイ0

顧客の視点 (4)充実したアフター(5)トラブル迅速対応(6)情報提供

 

(6)予防保守

(7)商社対応力

 

 

 

 

(8)付加価値の高い提案

・顧客からの問合せの迅速処理・対応スピード・有効な情報提供

 

・トラブル対象外の予防点検

・商社からの信頼

 

 

・後戻り工数の撲滅

 

・商社、顧客からの信頼

・顧客満足度・トラブル完了日数・CEついで訪問

 

・顧客満足度

・商社満足度

 

 

・機種、仕様変更数

 

・引き合い件数

 

?ポイント以上?日以内500件

?ポイント以上

?ポイント以上

?ポイント以上

?ポイント以上

0件

700件

・当日1次回答率・平均パーツ調達日数・訪問計画実施率

・訪問時情報提供率

・予防点検実施率

・同行訪問件数

・ビデオ説明率

・カタログ説明率

・社内レビュー率

・客先確証取得率

資料納期厳守率

・情報提供件数

100%?日以内?%

100%

?%

?件

100%

100%

100%

100%

100%

?件

業務プロセスの視点 (9)トラブル対応プロセス(10)組織的提案力 ・1次データの正確な把握・迅速な2次データの活用・正確なパーツ調達

・顧客のニーズを引き出す仕組み

・付加価値を注入する仕組み

・有効な提供情報、資料

・顧客情報、提案情報の蓄積

・情報の共有、活用

・情報の流用

・重大クレーム件数・誤手配率

・顧客満足度

 

 

 

 

 

 

・提案書流用率

1件以内0%

?ポイント以上

 

 

 

 

 

 

?%

・電話受付表の記入率・顧客別納入実績整備社数・責任者チェック率

・顧客接触履歴入力率

・事前社内レビュー率

・PRビデオ作成本数

・マニュアル作成種類

・パンフレット作成種類

・日報登録率

上司のコメント入力率

・提案書情報登録率

100%100社/月100%

100%

100%

5本

6機種

12機種

100%

100%

100%

人材と変革学習と成長 (11)窓口スキルUP(12)CEスキルUP(13)技術力UP

(14)営業スキルUP

・電話での気持ちのよい対応・機種の知識習得・開発力の強化

・目標管理制度

・自己啓発、教育受講

・不得意機の減少

・顧客満足度・特許件数

・目標管理制度達成率

?ポイント以上?件

100%

・電話対応教育受講実施率・出荷前の機種勉強会・雑誌記事投稿数

・コンピテンシー

・BJを読む

・不得意機習得

100%?回?回

20点以上

100%

1機種

スコアカードで先行指標を設定することができる

次のポイントは、結果としての基準(結果指標)だけでなく、その結果を出すために先行して必要となる先行指標の設定です。

結果指標だけでなく先行指標もチェックするところに、バランス・スコアカードが世界中の企業で使われている理由があるような気がします。

結果として基準に到達したかどうかを後になって振り返っても、結果を変えることはできません。

そうではなく、結果を出すために先行の指標を管理し、そこのギャップを埋めていくことで、最終的な結果指標をクリアするという考え方(先行マネジメント)が組織に定着します。

そして、先行指標の設定があるからこそ、日々の実績データが上がってきた時に基準となる指標があって、日々問題が明確になるのです。

結果指標と実績値のギャップを追いかけるだけであれば、月次のデータで十分です。

しかし、それでは単なる過去の振り返りで、仮説→検証スパイラルの回転も遅くなってしまいます。

仮説→検証の回転が遅いということは、精度が落ちることなので好ましくありません。

スコアカードは結果指標だけでなく先行指標も管理することで、仮説→検証の回転スピードを上げ、戦略実現の可能性を高める仕組みなのです。

スコアカードと経営コンパスコープの連動

仮説→検証スパイラルを高速回転させるための仕掛けが経営のコクピット(操縦席)であり、コクピットを作るためのツールが『経営コンパスコープ』です。

コンパスコープとは、コンパス(羅針盤)とスコープ(望遠鏡)を合わせた造語です。

企業経営のコンパスとなりスコープとなる経営コンパスコープは、1つの画面により多くの経営情報を表示し、全体のバランスを見ながら判断できるのがポイントです。

大きくてきれいなグラフが表示されるのではなく、小さなグラフや信号や警告灯が画面いっぱいに並び、企業経営の現状を可視化する、さながら飛行機のコクピットです。

もちろん、企業経営で発生する全ての情報を1画面で表示できるわけではありませんから、当然絞り込みが行われます。

表示される情報は、スコアカードによって決められ、それが戦略の遂行情報とリンクする仕掛けになっています。

戦略マップ、スコアカードと連動することで経営コンパスコープには、財務面と日財務面、過去と未来、社内と社外といったバランスを踏まえたデータが集まります。

スコアカードで設定された基準値は、当然経営コンパスコープにも表示されます。

実績値だけでなく基準値も表示されることで、問題が可視化され、問題意識が醸成されるのです。

逆に言えば、せっかくスコアカードで先行指標を設定しても、日々の実績データがタイムリーに上がらなければ、基準があっても実績がない状態になって問題が見えませんから、スコアカードの利点が経営コンパスコープで活きるともいえます。

せっかくバランス・スコアカードに取り組んで戦略マップなどを作成しても、この現場のモニタリングの仕組みがなくて、結局仮説→検証の回転スピードが遅くなり、十分な成果が出ていない会社も少なくありません。

経営コンパスコープを毎日チェックする

経営コンパスコープの日々チェックすることが仮説→検証になり、気付きが生まれて仮説→検証スパイラルとなります。

毎日見ていると微妙な変化にも気付くようになりますし、警告を与えてくれますから、タイムリーな経営状況が可能になるのです。

システムの設定によっては、パソコンを立ち上げると経営コンパスコープが表示されるようにもできますから、嫌でも目に入る仕組みができます。


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