見える化経営

これを見た方には『百見は一行にしかす』の精神でぜひ実行に移していただきたいと思います。可視化経営で先の見えない時代を乗り切りましょう。

何故今、『見える化』を進める経営改革が必要なのか

『50年間で人口30%減』の衝撃

『50年間で人口30%減』の衝撃

2006年に発表された将来人口推計では、2055年の日本の総人口は8993万人と予測されています。

2007年の総人口がおよそ1億2700万人ですから、約50年で30%も減少することになります。

政府が発表する中位推計(実現性が高いとされる推計)でこの数字ですから、もっと人口が減る可能性もあります。

ちなみに、低位推計(出生率などを悲観的にみた推計)では2055年の総人口は8237万人との予測で、35%の減少になっています。 (さらに…)

『見える化』を進める経営改革の手順

『見える化』を進める経営改革の手順

ステップ1 経営理念を分かりやすい言葉で言い表す

多くの企業では経営理念を掲げていますが、「顧客満足」「世の中の発展に寄与する」「社員や顧客の物心両面の幸福」といった、ありきたりな内容が多いように思います。

そこから少し掘り下げて、「自社が実現する顧客満足とはどういうものなのか」「何があったら顧客は満足するのか」「世の中の発展にどのように寄与するのか」「自社にしかできない貢献はあるのか」「社員の幸福とは一体どういうものなのか」を考えていきます。

経営理念を“会社の使命感”と言い換えた方が分かりやすいかもしれません。

「顧客満足」とか「地域への貢献」といった言葉では、当たり前すぎて「それをどうやって実現するのか」が不明確です。

経営理念を作り替えたりする必要はありませんが、どう解釈し、どう実現していくのかを社員に分かりやすく説明できるレベルまで落とし込む文言を追加して欲しいのです。

必ずしも上手な文章でなくても、分かりやすければ構いません。 (さらに…)

リアルに経営状態を掴むには、IT技術が必須

リアルに経営状態を掴むには、IT技術が必須

会社の経営状態を把握する仕組みに問題はないか

あなたの会社では経営状態をどのタイミングで、どのような方法で把握されていますか?

築地の試算表で把握しているところも多いでしょう。

では、その試算表は締め後、何日で経営者の手元に届いていますか?

月末に締めて翌日の10日に見たとすると、最長で40日前のデータを確認していることになります。

また、こうした財務データでは、売上はどうだったのか、利益は出たのか、経費はどのくらいかかったのか、在庫は増えているか、売掛金は膨らんでいないかなどは分かりますが、「何故売上が上がっているのか」「何故在庫が増えたのか」といった、結果までのプロセスは分かりません。

プロセスが分からないのに、結果だけ見て良い悪いと言ってみても、何も手を打てないのではないでしょうか。

部下に「もっと経費を減らせ」「もっと利益率を上げないとダメじゃないか」と小言を言って終わりになっていませんか?

これでは経営状態を把握しているとは言えません。 (さらに…)

戦略はあくまで仮説

戦略はあくまで仮説

マーケット縮小期は他社に勝たなければ成長できない

マーケットが拡大している時代は、同業他社との競争に負けなければ、マーケットの拡大に合わせての成長が可能でした。

後追いでも、他社の真似でもいいから引き分け以上に持ち込めばよかったのです。

このメカニズムが戦後から続く成長期に日本企業が身につけた横並び戦略であり、業界によっては『護送船団』とも呼ばれました。

もちろん、競争に負けて消えていった会社もありましたが、成功しているお手本があるわけですから、多くの場合はそれを真似ていけば後追いなり一定のシェア確保なりは十分可能でした。

しかし、マーケットが縮小する時代に横並びをやると共倒れになってしまいます。

他社に勝たないと自社の成長はありません。

こうなると他社が(まだ)やっていない、自社オリジナルで競争しなければなりませんが、手本もなければ正解も分かりません。

やってみなければ分からない部分がたくさんあるわけです。

なので、何かに取り組んでみたら状況をきちんと確認し、モニタリングして次の手を素早く打つ。

手を打てば何かしら変化が起きますから、それもまた確認する。日々こうしたことを繰り返す必要があります。 (さらに…)

社員の自発性の促すナビゲーション・システムづくり

社員の自発性の促すナビゲーション・システムづくり

企業経営における“視覚”を強化する

『見る』ということは、情報の把握上で非常に重要な行動です。

まぶたを閉じてちょっと歩いてみたら分かるように、周りが見えないのは非常に怖いものです。

人間の五感のうち、6~8割は視覚が占めているといわれています。

『百聞は一見にしかず』ということわざがありますが、口であれこれ言うよりもパッと見せられたらすぐ分かることは、誰もが経験があることでしょう。

他にも『目が高い』『目が肥える』『目利き』という言葉があります。

物事を判断する時は『目』が活躍します。

掴んだ情報を目に見えるようにして視覚に訴えるというのは、先が見えない時代だからこそ重要でしょう。

企業経営における“視覚”強化は、見えないものや見づらいものをはっきり見えるようにすることです。

現場の状況やデータだけが見えないもの、見づらいものではありません。

今後の経営にとって最も重要なのは、社員の頭の中にある知恵や情報です。 (さらに…)

「現場の状況が分からない」ではもう済まされない

「現場の状況が分からない」ではもう済まされない

過去の成功体験が忘れられない経営者、管理者

日本の経済は戦後からバブル崩壊までは、おおむね成長期でしたし、人口も2004年まで増加してきました。

大局的に見れば、同じトレンド上で時代は進み、過去の経験が活かされる機会も多かったのです。

企業においても、経営者や管理者が自分の過去の経験を基に指示を出せば、そう大きく間違えることはありませんでした。

しかし、人口は減少傾向に入り、過去の経験がそのままでは通用しなくなっています。

実際には、1985年のブラザ合意以降、外需から内需へのシフトが強制され、戦後の成長軌道はそこで途切れたといっても過言ではないでしょう。 (さらに…)