PDCAの極意

典型的なマネジメント手法をなぜか実践できない人が多いのです。ここでは、その実践できない理由を解説します。

「経営目線」と「現場目線」の視点をバランスよく持つ必要があります

「経営目線」と「現場目線」の視点をバランスよく持つ必要があります

「経営目線」と「現場目線」の視点をバランスよく持つ必要があります

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経営者目線と現場目線のバランスとは…

ビジネスに必要な視点として、「経営者目線」とは経営者的な視点で物事を見る目であり、「現場目線」というのは現場の視点で物事を見る目、ということです。

どちらの目線が、良い悪いということではなく、重要なことは両方の目線を持ちながら、いかにしてバランスを取っていくかということです。

例を挙げれば、現場からは「仕事量がどんどん増えているのに、社員数が変わらないので、仕事が目一杯となっているので、人数を増やしてほしい」「ただでさえ今の仕事で目一杯なのに、これ以上仕事を増やされても、とてもこなし切れません」、といった声が起こります。

このような要望に「それは大変だ、さっそく採用の手配をしよう」と言えるのは急成長中の会社でない限り、現在のような経済的環境であれば非常に難しいでしょう。

経営者は、「売上、利益が上がっているのであれば、または上がる見込みがあるならば、それも検討の余地があるが、そうでなければ人員など増やせることはできない」と考えます。

これはどちらかが正しくてどちらかが間違っているというわけでもありません。

しかし、「しかたがないからそのままにしておく」というのでは、何も解決しません。

それは、問題が起きていることに気付いているのに、その問題を放置してしまっているリーダーでは、メンバーは信頼してくれないでしょう。

会社によっては、「社員数を減らしている分、一人当たりの仕事量が増えている」という話ですが、会社はおそらく、売上利益の減少にともなって社員数を調整しているはずですから仕事量も減っている、つまり一人当たりの仕事量が大きく増えてるわけではない、と考えるのが当然なことです。

そこでリーダーは問題を解決するためには「いったい何が起こっているのか」という事実を見極めることなのです。

●問題の解決のためには、その本質を見付けることです。

先の事例の場合、解決の視点としては、現場の意識として過去から継続して行っている業務は本当に必要なのか、一度見直してみることです。

もともとは、何らかの理由があって行っている業務ですから、あまり深く考えもしないで惰性で行なっているのではないでしょうか、現場の方からも、「この業務は意味がないからやめるべき」といった声など、ほとんど上がってこないと考えた方が良いでしょう。

ですから、現場を熟知し、現場の意見が十分理解できて、経営者の考えも汲み取ることができる立場のリーダーが「やめる」という決断をしなければならないのです。

これが、「経営者の目線」と「現場の目線」のバランスを持ったリーダーと言えるのです。

この2つの視点は、組織において何が本質的な問題なのかを見付けるために、最も重要なモノとなります。

それは当然、PDCAサイクルをスムーズに回転させながら結果を出せるリーダーの共通する能力なのです。


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