PDCAの極意

典型的なマネジメント手法をなぜか実践できない人が多いのです。ここでは、その実践できない理由を解説します。

「5S」の徹底でチームの実行力をアップさせましょう

「5S」の徹底でチームの実行力をアップさせましょう

「5S」の徹底でチームの実行力をアップさせましょう

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●当たり前のことこそ効果的なのです。

「整理、整頓、清掃、清潔、躾」のそれぞれの頭文字がSであることから5Sと呼ばれています。

ありきたりの言葉ですが、この当たり前と思うことが、実力を養うのにはうってつけなことなのです。

技術力があるにもかかわらず経営が悪化している企業を買収して企業の人員削減などを行なうことなく、5S活動で会社を立て直した経営者もいます。

強い企業の多くは共通して5Sが徹底されています。

5S活動は、日々の活動です。活動を通じて日々のコミュニケーションが自ら活性化します。

それは、〈整理〉は「要らないモノを捨てること」、〈整頓〉は、「必要なモノがすぐに見つかる状態にあること」、といった定義ですが、この、日々のコミュニケーションの中で「何が必要なモノで、何が不要なモノか」「どのような状態がベストで、どのような状態がダメなのか」といった議論が活発に行われるのです。

結果的に、組織の問題に対する共通認識が築かれていきます。

そして、この5Sは各自の持ち場周辺、あるいは各自のデスク周辺で徹底されてさえいれば良いという話ではなく、工場であれば工場全体、オフィスであればオフィス全体の話になるため、気が付いた人がどんどん実践していかなければならないのです。

良くない状態になっている場合は、そこにいる全員の責任なのです。

なので、その日いない人のデスクを拭いてあげたり、普段出入りしない場所に行った時でも落ちているゴミを拾ったり、といった協力関係が自然と出てくるのです。

すなわち、5S活動を通じて、

  • どのような状態がベストで、何がダメなのかが共通の認識となる
  • 問題を見付ければ、自分の判断ですぐに対処する習慣ができる
  • 自分の周りだけでなく、全体を見渡す大切さを理解する
  • いかに効率的にベストな状態を維持するかという工夫がなされる
  • 自分のためにというよりも、他人のためという意識が芽生える
  • 活動を通じて、社員個人々がコミュニケーションの大切さを理解する

などのスキルが身に付くのです。

よく見ると一つひとつ、どれも組織で仕事する上で非常に大切な要素であることがわかります。

5S活動で磨かれるこれらの要素が、日常業務に生かされているからこそ、5S活動を徹底的にしている会社は強いのでしょう。

●5S活動は、結果が出るまで徹底します。

これは当たり前に感じる内容なので、ウチでもやってみようと思って始めるのは簡単なのですが、途中でやめても誰も困らないので、やめてしまうのも簡単です。

ですから、リーダーの皆さんは、一度やろうと決めたのなら、成果が出るまで決して諦めないことが必要です。

そして、5S活動は、大まかな役割分担はあっても、全員で同じようにするものです。

役割を分担して、それぞれが役割を行なうといった活動ではありません。

最終の責任はメンバー全員が負う、といった意識こそ大切なのです。そして、リーダー自身が率先垂範で、誰もついてこなくとも自分はやりきる気概を見せることが必要であることは言うまでもありません。

確かに5S活動を徹底的に実施している会社は強いのですが、その強さは、長期間の実施することで裏打ちされたものです。

長い期間にわたって地道なことをひたすら実施するうちに、自然に他のことも最後までやり抜く力が身に付いてくるのです。

リーダーの皆さんには、これを理解した上で、ぜひチームで5Sを実践してください。


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