PDCAの極意

典型的なマネジメント手法をなぜか実践できない人が多いのです。ここでは、その実践できない理由を解説します。

チームパワーを最大化しましょう

チームパワーを最大化しましょう

チームパワーを最大化しましょう

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●メンバーの精神状態が成果に大きく影響します。

ビジネスにおいて、個人々が成果を上げるには2つの要素が必要になります。

一つはスキルです。

業務を推進していくには、必要なスキルを持っていなければ成果につながりません。

ですから、上司から学んだり、研修を受けたり、本で学んだりしながらスキルを高めていくことが必要です。

そして、2つ目が心です。

これは、やる気やモチベーションといった言葉もありますが、心が良い状態でなければ、せっかくのスキルも発揮できません。

何らかのトラブルが発生して、お客さまから大きなクレームを受け、そのダメージが残っている状態で、他の業務に就いた時に、普段通りのパワーが発揮できるでしょうか。

また、上司から叱責があって、しかもそれがどうにも納得できない心の状態で、普段通りのパワーが発揮できるでしょうか。

そうです、心の状態の良し悪しは、成果に大きな影響を及ぼすのです。

ですから、リーダーは自分自身の心の状態、さらに加えてメンバーの心の状態にも気を配っておくことが大切なのです。

●本来のパワーを発揮するために心を整えましょう。

ここで「フロー理論」について紹介しましょう。

これは、スポーツドクターの辻秀一先生が唱えているもので、「心の状態がパフォーマンスに影響を与えるので、心の状態を良い方向に保っておくことが必要である」と述べています。

それは、「揺らぎ」と「とらわれ」です。

目標に向かうあいだに「ゆらぎ」が生じると、そこへは到達しにくくなるのです。

「揺らぐ」とは、ウザいとか、ムカつく、がっかり、不安といった、感情が揺れている状態を指します。

また、「とらわれ」とは、過去の経験に基づいて、脳が勝手に意味づけをし、思いこみをつくり出している状態です。

例えば、揺らいでいる時に、リーダーが何かをやるぞと計画し提案しても、メンバーの方が「どうせ無理だ」と口にすると、その言葉にとらわれて実現は難しくなります。

最大の敵は、相手ではなく、自分の中にある「揺らぎ」と「とらわれ」なのです。

スポーツを例にすると、あるスポーツの試合中に監督がタイムアウトを取り。

そこで監督が、「今日のお前はミスが多いぞ!何でミスするんだ?ミスだけはするなよ!」と選手に言えば、次のプレイでのミスをする確率は確実に上がる。

これが「とらわれ」です。

「揺らがず・とらわれず」でいれば、自分が行きたい所にちゃんと行けるのに、それをさせない理由を出すことに、脳は長けていて、それが「認知」の脳です。

このために多くの人は、できないことの理由探しをし、脳で何かしらの意味づけをしているのです。

いずれも結果にとらわれて心が乱れており、普段通りのパワーが出せないという状況に陥っているわけです。

●自分の心の状態に自分で気づく力を付けることです。

心の状態の良いことを「フロー」と言い、良くない状態にあることを「ノンフロー」と言います。

「フロー」を簡単に説明すると「揺らがず・とらわれず、気分の良い状態」と定義されています。

これが乱された状態が「ノンフロー」です。

結果にとらわれてしまうあまり、個々の状態が「ノンフロー」になり、高いスキルを持っていても本来のパワーが発揮できないのです。

辻秀一先生によれば「自分の気持ちは自分でつくる」ものであり自らフロー状態でいられるように、自分の心の状態を自分で気づく力を付けることをお奨めします。

シンプルな方法ですが、まず朝から気持ちの良い挨拶をする、まわりの人とコミュニケーションを取るなど、それだけで気分が良いことを行なっていると、自然とフロー状態を保つことができるのです。

厳しい経済環境を乗り越え生き残るためには、これからのリーダーは、スキルと心の状態の両面をフォローすることを求められており、それができなければ、チームのパワーは発揮することができないと言われています。


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