PDCAの極意

典型的なマネジメント手法をなぜか実践できない人が多いのです。ここでは、その実践できない理由を解説します。

成長を目指すためには、今までの業務の延長ではできません

成長を目指すためには、今までの業務の延長ではできません

成長を目指すためには、今までの業務の延長ではできません

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●既存の計画では乗り切れません。

なぜPDCAサイクルが回らないのか?を考えると、見えるのは、多くの社員が「計画」をつくれていないという現状です。

その最大の原因は、「計画らしきもの」があれば、真の計画を立てなくても仕事それなりに回っていくことでしょう。

計画策定の場の参加者に「今期と全く同じ施策、同じ行動をとったと仮定したら、業績はどの程度になると思いますか?」と質問してみると、当然、受け止め方は人によって様々なですが、20%ダウン、30%ダウン、とバラバラになりますが、「極端に業績はダウンする」という答えはほとんどありません。

このようなリーダーだと、「少し頑張れば今期と同じくらいの目標なら達成できる」という腹づもりがあるからです。

ほとんどの会社が成長できなくなってきた要因が、この「新しい取り組みをしない、あるいはできない」状態にあります。

一般的には、経営者は業績の上がらない状況になると、投資に踏み切れません。

特にコストの中でも構成比の高い人件費に関しては、誰でも一番に考えるでしょう。

ですから給与もそう上がらないでしょうし、社員の新規採用も控えるでしょう。

こうなると、現場に対して大きな期待ができないので、「ともかく、来期は、この苦しい状況をとりあえず乗り切ろう」といった考えで、前年度のプラスアルファの目標で、組織全体が動くことになります。

つまり、「少し頑張れば今期と同じぐらいの目標は達成できる」と考えるリーダー、そして、そのプラスアルファの目標を許容せざるを得ない会社の事情があるのです。

その結果、リーダーは「仕事内容を大きく変える必要などない」ということになり、「計画らしきもの」でも十分に乗り切っていけることになります。

しかし、本当にこのようなことで良いのでしょうか。

●打開できるのは、現場のリーダーなのです。

この状況を打破できるのは、リーダーだけしかいません。

経営者は、株主、株式市場、銀行などの目を気にしなければならず、どうしても慎重な目標になりがちです。

その目標をリーダーがまともに受けて、新しい取り組みを仕掛けなければどうなるのでしょうか、現場が仕掛けないので、業績を次の成長に向かうなどとはどう考えてもできないのです。

現場が成果を上げなければ、会社は成長できません。

その結果、安いと嘆いている給料も当然上がりません。

そうすると、リーダーからは、「そうは言うけど現場でできることなんて高が知れていますから」という意見が出てきます。

しかし、本当に高が知れているのでしょうか、既存の業務の延長上で行なってきた現状を認識し、その状況を放置することは自分の成長は、もちろん会社の成長にもつながらない、ということを十分理解し、よく考えることが大切なのです。


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