PDCAの極意

典型的なマネジメント手法をなぜか実践できない人が多いのです。ここでは、その実践できない理由を解説します。

事実

事実をどのように認識するかがポイントです

事実をどのように認識するかがポイントです

●問題の捉え方次第で、正しい解決方法が見つかります。

正しい事実を洗い出しら、それをどう認識するかが大きなポイントになります。

言い方を換えて言うと「どう理解するか」または「どう解釈するのか」ということです。

例えば、「部門間のカベ」という問題を例にすると、それは、単純にコミュニケーションが少ない、または、無いということで、他の部門が何をやっているのか分からない、ということが問題視される場合もあります。

この問題をどう認識すれば良いのかは、その会社の状況によって変わります。

事務所が離れていたりして、物理的に難しいケースもあれば、風土的にコミュニケーションがとりづらいこともあるでしょう。

ここで、認識しなければならないのは「そのことは、本当に問題なのか」ということです。

業務上の必要なコミュニケーションも取れていない、すなわち業務上欠落していることが、会社の業績に関わっているという事実があれば、会社として対応策を考える必要があるかもしれません。 (さらに…)

正しい事実を把握しましょう

正しい事実を把握しましょう

●問題の根本的な原因を解決しなければなりません。

前項で、計画をつくるスタートは、現状を見直し問題点をメンバー全員で共有しなければならいと述べましたが、ここで必要なポイントは、「正しい事実を把握すること」です。

しかし、この当たり前のようなことが、現実には、なかなか難しいのです。

例を挙げて説明しましょう。

あるコンサルタントが、システム販売会社B社の営業部長から「拠点長のマネジメント能力を高めたいので、教育プログラムをつくって実施したい」という相談を受けたのです。

B社は約30拠点の営業所を展開していますが、拠点長によって業績に大きなバラツキが出ているというのです。

一口にマネジメント能力といっても様々な要素が含まれています。

ですからコンサルタントは、「B社の拠点長はどんなマネジメントのスキルが必要なのか」を見付けるために、全拠点長と話をすることにしたのです。 (さらに…)