PDCAの極意

典型的なマネジメント手法をなぜか実践できない人が多いのです。ここでは、その実践できない理由を解説します。

実行

立てた計画は、実行に値するのかを検証します

立てた計画は、実行に値するのかを検証します

●具体的に何をするのか、順序立ててチェックします。

ここでは、「勝てるイメージ」ができたところで、実行レベルに落とし込みます。

計画とは「何を」「いつまでに」「誰が」「どうやって」がもれなく表現されているモノを言います。

すなわちやるべきことが全て見えている状態でなければ意味がありません。

その中でも、最も重要なポイントは、「何を」について極力細分化していくことです。

例えば、「給与・評価制度の見直し」という目標を例に考えてみましょう。

では、悪い例では、このようになります。

○「何を」→給与・評価制度の見直しを

○「いつまでも」→上半期中に

○「誰が」→リーダーである自分と担当者2名が

○「どうやって」→………?

これは、「何を」の部分に目的を入れてしまうのがそもそも間違っていますが、ここでは、理解してもらい点は、「何を」が大きなくくりのままだと、「どうやって」を考えるのが難しいということです。

少なくともスタート段階では「何を」の部分に中間目標を入れて考えてみると良いでしょう。

では、ここで正しいプロセスを整理してみましょう。

(1)現行制度の問題点の整理

(2)見直すポイントの抽出

(3)見直し後のメリットとデメリットを整理

(4)見直し案の決定

(5)制度移行スケジュール策定

(6)役員会決裁

などです。一般的にはこのようなプロセスになります。

では、(1)を例に計画へ落とし込んでみましょう。

○「何を」→現行制度の問題点の整理を

○「いつまでに」→1ヵ月以内に

○「誰が」→担当メンバー▽▽が

○「どうやって」→各部門責任者のヒアリング、社員アンケート、を実施する

これで少し計画らしくなってきました。

重要なのは、これで終わりでなく、「どうやって」の部分に「各部門責任者のヒアリングと社員アンケート」と出てきたので、これをさらに、企画に落とし込みます。

○「何を」→各部門の責任者のヒアリングを

○「いつまでに」→1週間以内に

○「誰が」→担当メンバー▽▽が

○「どうやって」→ヒアリング項目作成、責任者へのアポ、を実施する

少なくとも計画はこのレベルまで落とし込んでおく必要があります。 (さらに…)