●マネジメントとは部下を育成することなのです。
企業の大小に問わず、働くヒト、使えるモノ・カネは限られており、その資源配分をどうやりくりするのか決めなければ、組織は動かないのです。
リーダーも考え方は同じで、中でも特に考えなければならないのは、限られたメンバーを効率的かつ効果的に動かすことでチームの成果を最大にすることです。
リーダーのグチで、よく耳にするのが、「人が少なくて仕事がはかどらないから、もう少し増やしてほしいのですが、上司は全然聞いてくれません」というものがあります。
しかし、そのリーダーに「人を増やしたらどれだけ利益を上げられるのかを示すことができれば、増員は難しくないと思うのですが、いかがですか?」とたずねると、押し黙ってしまいます。
このようなチームに限って、リーダーは様々な業務を一人で抱え込んでおり、メンバーは意外と暇そうだと、いう場合も少なくありません。
リーダーは、「メンバーに任せるより自分がやった方が早いし仕事のできが良い」という気持ちも分かりますが、リーダーのやるべき使命は、その限られた資源、特に人で最大の成果を上げることであり、それには部下の育成が不可欠なのです。
すなわち、リーダーのマネジメントとは部下の育成ということになります。 (さらに…)