サービス付き高齢者向け住宅で起業

登録までの手続きに始まり、建設からサービス確率までの総合的マネジメントに重点を置き、地域社会の拠点となるための道筋を提示していきます。

ハード整備もサービスマネジメントから逆算して行う

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サービス付き高齢者向け住宅本体の設計に際し、入居者の居住性を考えるのは当然として、提供するサービスとの兼ね合いで、「入居者の利便性を図っているか」という点も考慮しましょう。

例えば、建物の規模が大きい場合、事業所は入居者にとって分かりやすい位置にあるか。

安否確認で居室を訪問する際、入口に立つと居室が丸見えになる構造になっていないか。

共有スペースで食事を提供する際、 「周囲の視線に晒されたくない」入居者にとって、落ち着いて食事が取れる空間かなど、様々な気遣いのポイントがあります。

効率性だけでハード面を発想することは避けたい

サービスとの兼ね合いでハード面の整備を行う場合、ともするとサービス提供時に効率的な動線など、事業者側の視点で考えがちになることがあります。

確かに、スムーズな提供は入居者にとってメリットもありますが、それによって入居者の『自立した日常生活』が何らかの制限を受けるようでは本末転倒です。

そこで、あくまで入居者側の動線や心理状況にとって理想的な構造を考えます。

ベストなのは、他の高齢者住宅や住宅型有料老人ホームに『体験宿泊』してみることですが、できるだけ日常の居住環境に近いホテルなどに宿泊してみるのも一手です。

もちろん、高齢者向け住宅とは性格が異なりますが、「こんなサービスを受ける場合、どのような部屋の造りが理想的か」などのイメージがしやすくなります。

例えば、ホテルの1室にいるとすると、「今、掃除やベッドメイキングが入った場合、自分はどこに待機していればいいか」を考えます。

椅子を出してキッチンの方に移動したいが、冷蔵庫などが邪魔になって居場所を確保できないなどというケースがあるかもしれません。

その時、居室とキッチンまでの間に椅子を出して待機できるスペースを作るという発想が浮かびます。

プライバシー確保と地域との連携の両立

もう1つは、外部の社会資源との関係路考慮することです。

住宅の場合、入居者のプライバシーが守られること、あるいは防犯上、外部から各居室へのアクセスに際して事業者側が確実にチェックできる仕組みが必要です。

一方で、地域に根ざしたサービス付き高齢者向け住宅づくりというビジョンは欠かせません。

その意味では、住宅に併設するサービス拠点については、外部から見てできる限り閉鎖的にならない構造も必要でしょう。

時々、事業所の位置が行動から見て奥まった部分にあり、窓から見えるのは中庭だけという構造が見られます。

中庭を散歩する入居者は見えますが、地域に向けては『開かれた』状況にはなっていません。

外からの来訪に対して閉鎖的な空気を作ってしまうと、来訪者にとって心理的な壁になってしまい、そのつき重ねが連携を希薄にしてしまいます。

入居者のプライバシーと地域への開放性をどう両立させるかという点について、頭に描いた設計が望まれます。


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