サービス付き高齢者向け住宅で起業

登録までの手続きに始まり、建設からサービス確率までの総合的マネジメントに重点を置き、地域社会の拠点となるための道筋を提示していきます。

現場のサービスマネジメントを上手く進めるための人材配置

現場のサービスマネジメントを上手く進めるための人材配置

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サービスにかかる人材を育てたら、次にそれらを現場でどのように動かしていくかを考えます。

流れとしては、(1)入居者の状況の応じた適切な人材配置をどのように進めるか、(2)業務上「必ずしなければならないこと(職責)」をどのように設定するか、(3)業務上の評価基準をどのように定め、業務査定にどう反映させるか、となります。

入居者の状況に応じた『人材配置シミュレーション』を確立

(1)の人材配置は、具体的には次のようになります。

a:事業所における日中・夜間の人材配置をどうするか

b:夜間に担当者を配置しない場合、オンコールなどによる対応をどのように図るのか

c:安否確認や家事援助などに『居室時間』を図る人材と事業所に詰める人材をどのように振り分けるのか

最低限のサービスである安否確認・相談援助に際しては、日中少なくとも1人の配置が定められています。

しかしこれは最低基準であり、重要なのは「サービス運営を滞りなく行うことができるかどうか」です。

そのためには、事前に想定される入居者像とそこから生じるニーズについて、ケース検討のシミュレーションを繰り返すことです。

立地調査や他事業者へのリサーチを通しながら、運営開始後も検証を続けることで修正を図っていきます。

ネックとなるのは、ニーズから逆算すると人材配置が厚くなって、人件費が跳ね上がる懸念も出てくることです。

そこで、「事務所に詰めて全体をコーディネートできる」人を1人、「各居室を訪問する」人を1人、「外部との交渉ややその他の補足事務を行う」人を1人の計3人を日中配置の基本とし、そこからアレンジを図っていきます。

医療・介護サービス事業を併設している場合、その事業の人員配置に違反しない状況(併設事業の勤務時間外など)で、安否確認等に従事させることができます。

こうした法人内の人材移動によって、人件費のコストを減らす方法も考えます。

現場におけるサービスマネジメント
1.適切な人材配置
入居者の状況→ どの時間帯にどれくらいの人材が必要か
2.業務上の職責を設定
職務ごとのフローを固める→ 各過程で必要な業務を明らかにする
3.業務上の評価基準を定める
スタッフの職責を設定→ やるべきことができているかをチェック

夜間システムの構築は、入居者の時系列的な変化の想定しつつ

夜間の緊急時などに、緊急警報装置を使ったオンコールで対応する場合、本来であれば夜間にも事務所に1人が詰めて対応できる体制が求められます。

夜間における緊急事態に多いのが『急性疾患』などである点を考えれば、看護師などが理想でしょう。

とはいえ、宿直体制をとる人材配置上の余裕がない場合、警備会社などと契約して対応する方法もあります。

オンコールの着信設定をした端末などを持ち回りで所持する方法もありますが、当番の人材が限られていると、1人の負担が大きくなりがちです。

サービス付き高齢者向け住宅をスタートした時点では、入居者が全般的に元気というケースも多く、端末の持ち回りで対応できることもあります。

しかし、年月を経ると入居者も高齢化して、一気に夜間の呼び出しが増えることも予想されます。

それまでの運営フローが通用しなくなる事態も起こるわけです。

そのあたりの状態変化を常に予測しておき、どこまで自前で対応できるか、どこから外部に委託するのかという計画を練っておきましょう。


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